日本の多くの企業はキャラクターを開発し、
上手に育て、活用しています。
日本では、なぜ、これほどまでにキャラクターが愛されているのでしょうか。
そして企業はなぜ、キャラクターを多用するのでしょうか。
紐解いていきましょう。
日本は昔から動物を擬人化し、その時代を風刺してきました。
古くは鳥獣戯画。国芳の猫の浮世絵。
その時代時代で人間が語れないことを動物たちに語らせてきましたが、
その全てに共通するのが「かわいい」です。
この感覚は、日本人が古来から受け継いできたものなのかもしれませんが、
海外とは一線を画すこの「かわいい」を愛する文化が、
現代のキャラクタービジネスを大きく拡大してきたと考えられます。
現在、企業はこぞって自社のキャラクターを開発し育てています。
では、企業がこれほどまでにキャラクターを使用する理由はなんなのでしょうか?
それは、
1)企業、サービス、商品の認知促進
2)商品の売上拡大
3)差別化
4)ブランディング、イメージアップ
5)ターゲットとのコミュニケーション促進
日本のキャラクタービジネスは2兆円超に拡大し今も発展を遂げています。
本当にすごい。
キャラクターをうまく生かせば、発信力、コミュニケーション力で
お客様を振り向かせることができ、
見込み客から顧客へ育て、そしてファン化させることができるからです。
そしてもう一つの理由。
それは、タレントや俳優などリアルな人物をキャラクターに採用した場合、
コストとリスクという、ネガティブ要素がつきまとうからです。
通常タレントを使用した場合は1クール数百万円から数千万円。
モデルを使用した場合でも数十万円はかかります。
また、契約期間以外は使用することはできません。
そしてもう一つ大きな問題。
それは、起用したタレントや俳優が問題を起こす可能性が0ではないからです。
もし、起用したタレントが不祥事を起こせば、
今まで積み上げてきたブランド価値、商品価値は一気に地に落ちてしまいます。
企業のキャラクターはそのブランドそのものです。
コストやリスクを考えれば、キャラクター使用は、
コストパフォーマンス的に大変優れていると言えます。
自社や自社ブランドの発信を拡大したい。と思われているなら、
キャラクター開発を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。