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デザイン経営
2019/05/06

デザイン経営について、企業経営者が知っておくべきこと

kumi.kobayashi
ブログ

こんにちは。

株式会社ウィズ アートディレクター 小林です。

 

昨年の2018年5月、

経済産業省と特許庁が「デザイン経営」宣言を発表しました。

 

ご存知の方も多いと思いますが、

「デザイン経営」宣言では、

これからの時代、企業経営をするにあたり、

デザイン思考を取り入れることが大変重要である。

と提言しています。

 

平成が終わる1年前。

経済産業省と特許庁はなぜ、

「デザイン経営」が必要であると提言したのでしょうか?

その背景はについてお話ししたいと思います。

 

20世紀、経済成長時代は、

メーカーがマーケットを主導し、大量生産すれば売れる時代でした。

しかし、昭和のバブルが弾け、平成になり、モノがあふれ、

インターネット、そして、SNSでの情報発信が当たり前になってしまった今、

マーケットの主導権はユーザーに移り、

企業は、ユーザーに選ばれなければ存続が難しくなってしまいました。

そして更に今後、この傾向は強まるとされています。

 

では、企業はこの先どうすれば良いのでしょうか。

 

答えは、

「ユーザーが何を望んでいるのか」

「ユーザーが何に困っているのか」

「ユーザーは何を考えているのか」

など、多方面からユーザー視点で考え、

ユーザーに選ばる企業になることです。

 

だからこそ、ユーザー視点に立ち、

いくつもの切り口で、アイデアを考え分析する、

デザイン思考が重要になっています。

  

2018年10月29日〜11月1日にかけ行われた、

クリエーター採用webサービスを展開するビビットのインターネット意識調査では、

「デザイン経営」「デザイン思考」を導入した企業は15%とまだまだ少ないものの、

中小企業を中心に、導入企業の70%以上は

「売り上げ・利益率の増加」に効果があったと実感している。

という結果が出ています。

 

ユーザー視点に立った新たなアイデアや、

デザインによるブランド価値アップ、そして、イノベーション力により、

「デザイン経営」は、企業の成長そして生き残りに大変重要であると考えられています。

 

ちなみに、海外ではすでにデザイン経営が進められており、

こちらでも大きな数字が現れています。

 

・デザインに投資した企業は4倍の利益。

・デザインを重視する企業の株価は成長率は2.1倍。

・デザイン賞に登場する企業は、2.0倍の成長。

いかがでしょうか。

 

経済産業省の「デザイン経営」宣言は以下のページでご覧いただけます。

https://www.meti.go.jp/press/2018/05/20180523002/20180523002-1.pdf

 

 

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